ポルシェ911(964型)メーター溶接~レーザー肉盛り溶接例~

まさかです。

まさか、うちの記事で「ポルシェ911」という言葉を

使うことがあるとは(; ・`д・´)

しかも964型です(゚Д゚)ノ

しかもしかも今回のポルシェ、半端ないです。

もうね、見る人が見たらわかるやつやん(; ・`д・´)

ハチマキ見ただけでやべぇぞおいってなるやつやん(T_T)

 

 

ケツの羽、このポルシェ、飛ぶんㇲか(; ・`д・´) 

 

 

なんだかわかんねぇエンジン、入ってるし(T_T)・・・ほんとに車のエンジン?(; ・`д・´)

 

そんなわけで、このポルシェ911(964型)のオーナーが

何とアドバンス4番の知り合いなんです(^^;)

世の中の不思議ってやつですね。

なんで俺、こんな車乗ってる人と知り合えたんだろう(-_-)

 

で、この車のオーナーでアドバンス4番の知り合いのSさんなんですが

今回ちょっとやらかしたそうです。

スピードメーターについているオドが動かないので

自分で直そうと思ったそうです。

プロに直せば9,900円のところ、自分で直して5,500円。

ついでに文字盤がはがれているのも気になっていたので直したそうです。

これもプロに頼めば30,000円のところ、自分で直して19,000円だったそうです。

しめて15,400円の得でホクホク(^^)/

(っていうか、お金の問題よりも自分で直してあげたくなるんです、わかります!!)

 

しか~し!!

人生にはそこかしこに落とし穴というものがあるらしく・・・(◞‸◟)

見事にきれいに落とし穴に落ちたそうです。

 

しっかりきれいにオドも文字盤も直して

意気揚々と組んでいたところ

 

ポキッとな orz

 

スピードメーターの軸が折れてしまったのです(T_T)

 

ちなみに意気揚々と組んでいたかどうかは

ご本人に聞いてみないとわかりません。

そこはアドバンス4番の勝手な想像です(^^;)

 

その後、中古をお探がしになったそうですが

中古で6万とか、新品でも15~30万位するとか(´・ω・`)

15,400円得をしたと思ったら

落とし穴に落ちて十数万円で落とし穴から脱出する梯子を

買う羽目になってしまいました。

しかし、そんな折にアドバンスレーザーを思い出していただきまして

今回の溶接をさせていただくことになりました(^^)

落とし穴から救出する梯子の役をアドバンスレーザーが

させていただけるということで今回の溶接例です。

 

分かりにくいかもしれませんが写真の丸部分。

透明なプラスチックから金属の棒がちょっとだけ出ています。

これがスピードメーターの軸の根本です。

本当はもうちょっと長くて、この軸に針が付いていました。

 

今回は折れてしまった軸の先はもう使わずに

違う部品で代用することにしました。

Sさんと一緒にいろいろと検討して

ここに溶接でくっつける部品の

材質や太さは決まったのですが、

この軸の根本部分はユラユラ動いてしまいます。

そこに今回付け足す部品を手で押し付けて

溶接するというのは不可能です。

そのため、軸の根本を動かないように固定して、

さらに軸の根本と付け足す部品の芯がずれないように

位置決め+固定ができるような治具が必要になりました。

 

しかし、その辺はSさんは慣れたもので

あっという間にばっちりな治具を作ってきてくれました。

 

分かりにくいかもしれませんが、クランク型の金属が固定治具。

そこから細長く突き出ている針金みたいなものが

今回溶接で付け足す部品です。

軸の根本も動かないように固定していただきました。

この治具のおかげで付け足す部品と軸が固定され

しかも芯がぶれることなく溶接ができます。

治具は完璧です(^^)/

あとはアドバンス4番の溶接ということになるのですが・・・。

 

これが溶接前。

下の太いのが軸の根本。細いのが今回くっつける部品です。

 

溶接後です。

一周ぐるっと肉盛りをしました。

ちょっと黒くなっていますが

煤が付いているだけです。

 

こんな感じでしっかりとくっつきました。

溶接の難易度で言ったら治具のおかげもあり

まあ簡単な部類に入りますね(^-^)

そりゃ、あのやべぇポルシェのメーターだし失敗できないっていう

プレッシャーがありましたから緊張はしましたよ(゚Д゚)ノ

 

特に最初のワンショット目は深呼吸のあと、お決まりの

「神様~~~(>_<)」

と願いつつのレーザー照射でした(;^ω^)

 

で、Sさんはこのまま持ち帰って

付け足した軸の余分な長さをカットして

メーターを組み立て

その写真を送ってくださりました。

 

Sさんのお話によりますと

しっかりと作動しているとのことで一安心です。

あとは針の0合わせが最後の課題となっているそうですが

デジタルのスピードメーターとにらめっこして

位置を合わすとおっしゃっていました。

うまくいくことをお祈りしておりますm(_ _)m

 

そんなわけで、今回はとりあえず

レーザー溶接、レーザー肉盛り溶接例ということで

作業のことを主に書いてきたのですが、

きっとこのポルシェのことが気になっている人もいると思いますので

次はポルシェの紹介をしたいと思います。

本当はこの記事で全部書こうと思ったのですが

写真もたくさんありますし、長くなってしまいますので

別の記事にしたほうがいいかなってことで(^-^)

 

          
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