富士ヒルクライムに出場してみた~その5~
ゴール手前で道路はのぼりから平坦になります。
そこで娘を前に出します。
するとここまで真っ赤な顔で無言で必死に走っていたのに
娘はするするとスピードを上げていきます。
20km/h、25km/h、まだまだ上がります30km/h、気が付けば35km/h近くまで出ていました。
慌ててアドバンス4番が前に出て、それよりちょっと遅いペースで牽きます。
平坦になったとはいえ、ゴールまでまだ3キロはあるし、
多分こんなスピードではもたないなって思ったのと、
風よけになってあげるために大急ぎでまえにでました。
この平坦でも結構な人を抜きました。
親子そろって入門用アルミロード、娘に至ってはフラットペダルにスニーカーで
平坦でこんなスピード出せるとは、自分たちもちょっとびっくり。
それでも平坦になった分、スピードを出しているので坂を上っている時と
さほど苦しさは変わらない。
娘がついてきているか後ろを確認しつつ、走っているとついにゴール前の坂が見えてきました。
アドバンス4番も初めて走るコースなので確信はなかったのですが、
残り距離を考えてもこれが最後の坂で間違いない。
娘に「最後の坂だよ!!頑張れ!!あともう少し!!!!」と声をかけて
ゆっくり坂を上ります。
途中から娘を前に出し、後ろから「がんばれ!!」と声を掛けます。
どんどんゴールが近づいてきます。
「がんばれ!!がんばれ!!がんばれ!!!!」
ゴールまであと20m、15m、10m
がんばれ!!がんばれ!!よし!!よし!!
はっきりいってアドバンス4番はもう半分泣いてます。
5m 3m 2m 1m ゴール!!!!
「よし!!!!よしよしよしよし!!!よく頑張った!!!!!」

ゴールしてすぐに崩れるように自転車から降りる娘。
その場にすぐに座らせてあげたかったけど、あとからゴールする人の邪魔になってはいけない。
歩道に入っちゃっていいかもよくわからない。
座るような場所もない。
そんなわけで、「もう立っていられない」という娘に肩をつかませ、
右手と左手でそれぞれ一台ずつ自転車をおして
荷物を受け取るための場所まで結局歩かせてしまいました。
荷物を受け取り、リュックサックから補給食を出して飲んでる娘を見て
涙が止まらず、抱きしめてよくやったなぁというのが精一杯。

富士山五合目 ゴール地点 疲れ果てた娘
ゴールした後はゆっくりゆっくり下って、スタート地点に戻りました。
スタート地点には妻と息子が待っていてくれて、
「ゴールまで行けた??ゴールまで行けたの??」
と聞く妻に娘が誇らしげに
「いけたよ!!」
というと、妻もその場でぽろぽろと泣き始め、
その顔を見たアドバンス4番ももう一度もらい泣き。
娘と息子を妻とアドバンス4番で抱きしめて泣きました。
本当に、本当に思い出になる富士ヒルクライムでした。

おわり

