高齢者の免許返納と事故とドライブレコーダー

最近、高齢者の自動車事故や免許証返納がニュースになりますね。

でもね、アドバンス4番の住んでいる地域は、バスは一日に5本くらい。

鉄道は、最寄りの駅まで車で20分。歩いたら2時間です。

地域のなかで買い物ができるところはコンビニが1軒と、農協が2軒くらい。

とてもじゃないけれど、地域に住んでいる人みんなが歩いていけるような状況ではありません。

そして、お年寄りの大半が農家をやっていて、稲、レタス、セロリなどを育てて出荷しています。

 

そんな中ですね、免許を返納しろとか年寄りは車を運転するなとかいわれてもですね、

本当に車使わなかったら生活が成り立ちません。

買い物に行くにも農業するにも軽トラックは必需品です。

免許がなくても生活に困らないような都市部の人たちには想像もできない生活なんですよ。

高齢者の運転も仕方ない部分はあるんだよ。

 

 

と、いままでは思っていました。

正確には今でも思ってはいますが、あることをきっかけに

高齢者の運転って想像以上にリスクがあるんだと思い知らされました。

まあ、大体想像はできるかと思いますけれど、こんな感じです。

 

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しい(嫁)が優先道路を走っていたんですが、交差するわき道から車が横切るように飛び出してきたんです。

それもあり得ないタイミングで。

写真を見ていただければわかりますが、うちの車のノーズと相手の車のノーズがぶつかるようなタイミングなら

まだこちらにもブレーキを踏んでハンドルきって回避するというチャンスもあったかもしれませんが

完全にどてっぱらに相手の車のノーズがぶつかったんですよね。

相手が飛び出してきた時には、すでにブレーキを踏んで間に合うようなタイミングではなく

必死でハンドルきって逃げようとするのが精いっぱいだったみたいです。

こんなの回避不可能です。

で、相手が91歳のおじいさん。

 

ここまでならば、まだ仕方ないし車が直ればってことで済むのですが

この後がいけなかった。

「やいやい、ぶつかっちまったなぁ」

「俺は止まったんだけどなぁ」

って感じだったらしいです。。全く悪びれない。

そして、おじいさんの車はボッコボコボコのボロボロボロ。廃車置き場の車のほうがきれいなほど。

この後、警察に行ったんですが、そこでもお巡りさんが

「おじいちゃん、いろいろぶつかってるみたいだけど、ちゃんと届けだしてる?」

なんて聞いていました。

「おお、任せろ、出してるわ」

なんて言っていましたけどね。

 

そのあとも

「そろそろ、祭りだなぁ」

とか、警察の道具を見ては

「おい、これはどんな時に使うだぁ?」

とか(`´)

免許の返納の話になると

「(来年は)ナインティーツー(92)だからよ、来年には返納しようと思ってたけどな」

みたいな感じなんですよ。

ふざけてんだか何だか全く悪びれないどころか自分が悪いと思っていない。

一切謝らないし、悪いことをしたという感じもない

歳をとって鈍くなっているのか、相手が悪いのか自分が悪いのかなんてどうでもいいみたい。

 

で、結局、「右を見て大丈夫だと思ったから出たら左から来た」というのが事故の原因。

そのほか、「俺は止まったのに相手が突っ込んできた」とか、「ぶつかったのは後ろだ」とか。。。

見ていなかった左側から車が来たのに、どうやって止まったのか?

そして、ノーズがうちの車に突っ込んできたのに、どうしてぶつかったのが後ろなのか?

もうね、話が滅茶苦茶。

いい加減、話を聞いていたお巡りさんも

「あなたのせいで事故が起こったんですからね、お分かりですか!?」

とブチキレていたそうです。

 

その割に簡単な痴ほう症の検査で、立体的に四角形を書くというのがあるみたいですが

そういうのはきっちりとキレイに書いちゃうんですよね(´_ゝ`)

つまり、ぼけてるぼけてないのほかに、事故を起こしたら大変なんだという意識があるかないか、

自分は責任をもって運転しなければいけないという意識があるかないかも重要だと思うんですよ。

このおじいちゃんは検査上はボケてはいないのでしょうけれど、

車を運転するには圧倒的に責任感や交通マナーやルールの知識が欠如してるんですよ。

ボケてるかどうかの検査のほかにも最低限知っておかなければいけない

交通ルールについてもテストをしてダメなら免許更新させないようなことも必要だと思いますね。

 

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この傷を見てお巡りさんが「必死によけようとしましたね。ハンドルを切った後がありますね。」と
いっていましたが、アドバンス4番にはこの傷だけではそこまでわかりません(;^ω^)

 

いつかブログで書こうと思って結局ここまで書けずに来てしまいましたが

2年前、ショッピングモールの駐車場にハイエースをとめていた時のことです。

お店から出てきたら思いっきりがりがりに擦られていたんですよ。

でもね、相手は当て逃げしてなかったんです。

その車を運転していたおばあちゃんは、ぶつかったことに気が付かず、

そのままハイエースのすぐ隣に自分の車を止めて、ショッピングモール内にある

体操をする教室へ行ったんですよ。

目撃者の話だと、「ハイエースもぶつかった衝撃でだいぶ揺れてましたよ」といっていましたが

それでぶつかったの気が付かない?って感じです。

ボケてるかどうかじゃないんですよね、全体的に感覚が極端に鈍くなってるんですね。

 

話を戻しますが、警察で事故の報告をしておじいちゃんが帰った後にお巡りさんが

「この辺は本当に高齢者の事故が多いんです。今回はまだ現場から逃げなかったからよかったほうです。

駐車場なんかで、他人の車にあててもこれくらい平気だなっていう感じで逃げちゃうというより

帰っちゃうんですね。結果として当て逃げになるんです。今日のおじいちゃんもそうですが

悪いと思っていないんです。本当に気を付けてくださいね。」

と話してくれました。自分たちが高齢者と事故っていなかっただけで

この地域でも確実に高齢者の事故が増えているんだなと実感しました。

今回はまだ車でしたが、これが登下校中の小学生の列に・・・なんてことだったらと思うと

本当に考えるだけでも身の毛もよだつってものです。

 

そんな高齢者との事故で怖いものの一つが保険です。

例えば、任意保険に入っていない、それどころか車検切れの車を運転している、

免許の更新をしていなくて無免許だ、なんてことになったら修理代も払ってもらえず、

全くの泣き寝入りです。

しかも高齢者の場合、その確率がとても高いと思います。

今回はちゃんと入ってくれていたのでまだよかったですが、これで

「おらぁ、保険なんて入ってねぇよ」

なんて言われた日には、本当にどうしようもありません。

実際に今回も車には期限切れの任意保険証券しか入っていませんでした。

ヤバいかなぁと思ったのですが、更新して新しい証券が家にあったということで事なきを得ましたが、

ハイエースの時だっておばあちゃんは「家に帰っておじいさんに聞かないとわからない」とか

言っていましたし、本当に高齢者との事故はリスクが高いです。

 

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ネットでいろいろ調べたら、今回のような事故でも過失割合は良くて90:10だ、

基本は80:20。100:0とかありえない

とみんなかなり自信満々に言っていました。

脇道から飛び出してきたといっても、たとえ相手が一旦停止義務違反だとしても

こちらにも安全運転義務があるのだからと。

でもね、保険屋さんに実際に聞いてみたんですね。

そしたら、

「100:0取ろうと思っています。最低ラインで90:10です。

相手の保険屋さんとの話は90:10から始めます」

とのこと。

今回は相手の方に「とまれ」の標識がなかったので一旦停止義務はないのですが

それでも優先道路の方に確認もせずに停止もせずに出てきたのなら100:0だって十分あり得るそうです。

また、おじいちゃんが警察にも「左を見ていなかった」といっていたので、これも大きいらしいです。

ネットの話を信用してはいけないとまでは言えませんが、ケースごとにで変わってくることだと

思うのであまり鵜呑みにしてはいけないんだなと思いました。

ただね、100:0にもっていくには一旦停止をせずに出てきたという物的証拠が必要らしいです。

そう、ドライブレコーダーの映像ですよね。

うちの車、そんなのついていません(T_T)(T_T)(T_T)

 

 

みなさん、交通事故って自分で自分を守るしかないのかもしれません。

相手が保険に入っていなければ、裁判でも起こさない限り修理代はもらえませんし

相手がうその証言をした場合もとても面倒なことになります。

特に、高齢者が多いところや事故が多い車が混みあった場所なんかは、自分で自分を

守る必要が高いと思います。

その為にも、ドライブレコーダーや相手が任意保険に未加入だった場合に自分の車を直すための

車両保険は必要かもしれません。

今回はいい勉強になりました。

皆さんも気を付けてくださいね(^^)

因みにおじいちゃんの車はあまりにボコボコですが、たぶんぶつけても直す気もなく

ここまで来たのでしょうね。今回も直す気が無いみたいです。

保険屋さんがお願いしても修理に出してくれないそうです。

修理に出してくれないとおじいちゃんの車の修理代がわからないので

過失割合の話ができないそうです。なので話が進んでいません(◞‸◟)

そして、相手の保険屋さんが、おじいちゃんの車はあまりに古くて修理するにも

部品もないかもしれないし、修理できないかもしれないといっていました。

アドバンス4番もおじいちゃんは来年免許の返納を考えているのなら、

そして、本当にボロボロボコボコの車を

ことさらここにきて修理する気なんてないと思います。

相手が修理しなければ一切過失割合の話が進まないというわけではないらしいので

まあ大丈夫だと思いますが、こういうところでも高齢者との事故ってヤバいなと思います。

 

そんなわけで、これを機会にハイエースもピクシスメガもドライブレコーダーを

つけたいと思います(^^;)

ドライブレコーダー、自分でつけようと思っているので

ドライブレコーダー取り付けのブログが書ければいいなぁと思っています(^^)/

 

          
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高齢者の免許返納と事故とドライブレコーダー” に対して2件のコメントがあります。

  1. 星野助 より:

    私も先日同じ目に遭いました。
    ボコボコ傷だらけの車に乗った高齢者、反省も謝罪もないところまで、同じです。
    過失割合も10-90と言われています。
    結局、過失割合はどうなりましたか?
    私の保険会社は全く頑張ってくれません。

  2. advancelaser より:

    星野助さんへ
    はじめまして。
    コメントありがとうございます。
    うちは最終的には95対5になりましたが、
    だいぶ揉めました(^^;)
    うちの保険会社も怠慢で、
    「相手の車がボロボロだから、今回の事故で壊れたところ
    以外まで計上されてもたまらないから
    現車確認をしっかりしてくれ」
    と頼んでおいたにもかかわらず、現車確認をしていませんでした。
    案の定、相手の車の修理見積は、今回の事故の傷を直すには
    高すぎるものでした。

    相手の車の修理見積が来て、その金額があまりに高いことから
    うちの保険会社を問い詰めたところ、そこで初めて
    現車確認を怠っていたことが発覚した次第です。
    あまりにひどい対応だったので担当者相手では話にならないと思い、
    保険会社のお客様コールセンターに苦情を言ったところ、
    やっとやる気を出してくれて、当初90対10で
    落ち着きそうだったところを何とか95対5に
    持って行ったといった感じです。

    余談ですが、相手の修理代が高かったのは、事故の後、
    おじいさんはその車を運転して家まで帰ったそうですが、
    その際バンパーを引きずっていたそうです。
    そのため、家についてから
    「バンパーを引きずって走るのは危ない」
    とおもって、自分でバンパーを引きちぎったそうです。
    そのため修理代にはバンパー代や引きちぎった時に一緒に壊れた
    ヘッドライトやウィンカーの分まで入っていたということです。
    だまそうと思ってやったわけではないにしても、
    こういうところにも運転するものとしての常識や知識、
    モラルが欠けているんじゃないかと思うようなところがありますね。
    それとくわえておじいさんがバンパーを引きちぎった状態の車で
    修理見積を出したり話を進めたこちらの保険会社と
    相手方の保険会社のポンコツぶりったらないです。
    実際の相手方の傷はバンパーに傷がついた程度だったのですから。

    事故は本当に疲れますね。
    心中お察しいたします。
    頑張ってください!!

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